【働き方】新人研修っていらなくない?日本社会のくだらない風習とその末路
今回この内容に関して書こうと思った経緯はこちらの記事にあります。まずこちらの記事を読んでほしい。
この記事は「ゼリア新薬」が行っている新人研修をきっかけに、入社したばかりの若者が心身をやられてしまい、最後には自殺してしまったというものです。
わたしは以前から本人を追い込む軍隊のような新人研修は必要ないと感じていました。
そのため、今回は新人研修の必要性について考えてみたいと思う。
1.そもそも「新人研修(新入社員研修)ってなに?」
企業に勤めたことがある人はお分かりだと思うが、基本的なビジネスマナーや言葉遣い等、社会人としての意識を養うためにおこなわれる研修のことを指しており、企業によってまちまちだが、短くておおよそ1か月、長いところだと1年以上この研修に時間をかけるところもある。
ちなみに、わたしが新卒で入社した会社の新人研修は、ビジネスマナー講座のような外部で主催されるものに参加する程度で、あとはOJTが中心だった。そのため、どこかに泊まり込みで行われるようなものではなかった。
2.なんで軍隊みたいな研修をする必要があるの?
始めにも書きましたが、はっきり言うとこんなものは必要ありません。
様々な企業の研修に関して書かれているので、こちらをご覧になってください ↑
これらは、研修とは名ばかりの「洗脳」です。
本来会社は多様な人が共存することに意味があるのです。そこから新しいアイディアや議論が生まれ、自社の強みに変わっていく。しかし、多くの企業ではトップダウンの仕組みがいまだ強く、「上司に逆らわない人間=優秀な人間」と評価されてしまうのが実態なのです。
そのため、文句を言わず言われたことだけをこなすよう新人のうちに「洗脳」してしまおうというのが、上記のような研修の狙いなんです。
※上記リンクの内容はあくまでも参考として御覧ください。
3.なんで新人研修を外部に委託するの?
問題になっているゼリア新薬も新人研修を外部に委託していましたね。
では、なぜ外部委託する必要があるのか…
それは自社で人を育てる環境がないからです。
いかんせん時間も人員も足りない。
また、人はいても新人を研修するべき中堅社員がごっそりいない企業もあったりします。(理由は考えなくてもわかりますよね。)
このような状況下に置かれている企業は、自分達で研修を行うことができず、「研修をしました」という体裁も整えるため、外部の会社に委託することにつながるのです。
4.まとめ
今回ゼリア新薬の研修を担当した企業の代表は、「研修の内容に問題はなかった」と語っていると言います。
過去に受けていたイジメを告白させられ、吃音(きつおん)を同期の皆のまえで指摘される。このように研修との関係性が一切ないと思われる事を行っていたのにですよ?
研修とは「人を育てるために行われるべきもの」、それを「人の精神力を試すためのもの」と混同してしまっているのではないかと感じてなりません。
この件に関して、みなさんはどう思いますか?